7.ワクワクさせる言葉掛け

この時期はアパレル業界では“閑散期”

勝手に服が売れるセール時期が終わり、

話術が必要になる季節。

私はよく商売上手と上司から言われます。

もちろん上には上がいますが、

それでも褒められた感じで

自分が誇らしい気持ちになります。

ただ、そのノウハウを出来れば

後輩に伝えていきたい。

接客の楽しさ、やりがいを教えてあげたい。

なんで商売上手と呼ばれるのか。

どんな言葉がけをして

そう思ってもらえるのか。

朝礼時のトレーニングを行った時に

そのうちの1つの答えを見つけました。

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「今の時期、不安解消や悩みの解決にて

商品の購入を決めるお客様が多いです。

話術が必要です。あなたならなんて

解消してあげますか？」

お客様：『私はピタっとしたトップスを

タイトスカートの中にインして着る

スタイルが多いです。このやや抜け感の出る

(微妙な丈のVネックニット)を着こなすには

どうすれば良いか。』

スタッフ：「こちらのトップス

抜け感はありますがサイドにスリットが

入っているので、前側のみ裾をインをして

整えることが可能です！

安心して着用いただけます。」

…正解です！お客様は安心して

購入してくれます！

ただ私の答え方はちょっと違いました。

私：「インするスタイルが多いと、

(微妙な丈感のVネックニット)を

インせずに着用すると

腰のボリューム気になりますよね。

ただ、今の流行が裾をインせず

そのまま外に出してややカジュアルダウンに

着こなすスタイルが人気です。

こちらのニットはボリュームもないし、丈も長すぎない。裾にスリットも入っているし、スカートも合わせやすい。

キレイメめスタイルさんがややカジュアルな格好を『挑戦してみたい…！』と思うなら

試しやすいニット。

最初は見慣れないかもしれません。

それでも裾をインせずに

“三首(首・手首・足首)”を少し見せて

バランスを整えましょう。

見慣れた時に自分のスタイルの幅が

増えたことでワクワクしますよ😊

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この答え方の違いを発見した時、

気付きました。

私、相手をワクワクさせて

あげることが好きなんだなと！

キレイめスタイルのお客様も

『自分の格好とはかけ離れた服を

今手に持ってるな』とわかっているはず。

そこにはきっとどこかに

『挑戦してみたい』と

思う気持ちが隠れていると私は思います。

なので、

『お客様の今のスタイルを貫く不安解消』

ではなく

『お客様が“挑戦したい”と心のどこかで

思っているその気持ちを後押ししてあげる。』

そのお手伝いをしてあげたい。

たぶん私も若かりし頃に、

そういう背中を押してもらいたい

ことがあったのかも。

満足して購入したお客様のその笑顔を見て私は

あぁ、本当に天職だなと思い、

本日もお店に立っています☺️

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